相続対策セミナー 円満な相続を実現するための準備(Treeties株式会社)

Treeties株式会社代表取締役、金澤嘉宏さんインタビュー

サービス紹介    

6月12日(日)勝どきザ・タワーにて「相続対策セミナー」を開催しました。
本イベントの模様と、講師を務めたTreeties株式会社代表取締役、金澤嘉宏さんのインタビューをお届けします。

勝どきザ・タワーは、勝どき駅から徒歩10分ほどに位置する、総戸数1420戸の巨大タワーマンションです。
新都市生活研究所ではこれまで、勝どきザ・タワーにて複数のイベントを実施してきました。
今回、初の試みとして住民の方を対象とした「相続対策セミナー」をおこないました。

タワーマンション住民の方は、時価の高い不動産を所有しています。近年の不動産価格の上昇もあって、財産の分け方で揉めてしまうケースも。相続で揉めがちな現物資産である不動産の扱いも含め、相続対策は早くからおこなうことが必要です。

銀行、外資系金融機関などを経て、ファイナンシャルプランナー(FP)として多くの相談を受けている金澤さんが講師を務め、

  • 節税から始める相続対策は失敗してしまう可能性が高い
  • 仲の良い家族でも相続でトラブルになる理由とは
  • 遺言書作成のポイント
  • 納税資金の作り方
  • 老後に必要な資金の把握方法

など、相続に関する基礎知識、よくある間違いやトラブルを具体例を交えながら解説しました。

朝から10名以上の方が参加され、みなさんメモを取りながら熱心に話を聞かれました。セミナー終了後には個別相談会を開催しました。
相続はご家庭により事情や条件が大きく異なるため、個別の対応が必要です。金澤さんが代表を務めるTreeties株式会社では、ご相談者に対し税理士や弁護士などの専門家とチームを組み、相続問題の解決をサポートしています。

Treeties株式会社代表取締役の金澤嘉宏さんにインタビュー

代表金澤さん

お話を伺ったTreeties株式会社代表取締役 金澤嘉宏さん

ー金澤さんが普段おこなわれている相続セミナーでは、どんなご相談が多いですか?

セミナーでは相続の基本原則をお話します。参加者は7:3くらいで、被相続人(資産を遺す側)が多いです。ご家族により状況、条件がまったく異なるため、相談内容は個別性が高くなります。
すでに相続が発生している場合はタイムリミットがあるため、迅速に動く必要があります。

ー相続に備える必要性を教えてください。

相続は自分の資産を残す側、相続する側双方にとって重要な問題です。相続が発生する前は「我が家は大丈夫」だと思っていたけれど、いざ発生してみると「争続」に発展するケースは少なくありません。
その原因は遺産の内容や、相続人同士の考え方の違いなど様々ですが、事前に対策できることは多くあります。
生死や金銭に関係することから、家族内であっても話題に出しにくいテーマではありますが、早めに家族で話合いをすることで相続対策の選択肢を増やせます。

子の立場からは相続=親の死ですので、縁起が悪いと考え言い出しにくいものです。 遺す側もその点を意識し、歩み寄ることをおすすめしています。

ー相続について不安はあるけど、何を誰に相談すればいいか迷う方がいらっしゃると思います。

漠然とした不安をお持ちの方はまずFPにご相談いただくことをお勧めしております。
FPがお話を聞かせていただくことで、具体的な問題点を見つけ、税理士や弁護士、司法書士など、どの専門家がいれば問題を解決できるのかを考え、お客様のサポートをおこなうチームを作ります。
また親子間でストレートに聞けないこと、ともすればこじれてしまうことを話し合える環境作りもお手伝いできます。実際に、「一般的にはこうされる方もいらっしゃいますよ」と専門家から伝えることで、お客様の選択肢が広がりスムーズに話が進むことも多いです。

相続セミナーを実施

勝どきザ・タワー会議室にて相続対策セミナーを実施

 

ー今回、タワーマンションでの開催でした。相続対策セミナーとの親和性が高いと感じた点はありますか?

参加者層の違いは特に感じませんが、相続対策への意識が高い方が多いと感じました。
また、物件の特性上、時価の高い不動産を所有されておりますので、「不動産が絡む相続は揉めやすい」という事実をリアルに感じていただけたのではないかと思います。
不動産は現金と異なり分割が難しい資産です。相続の際には、相続人同士で、誰が取得するのか、売却なのか賃貸なのかなど意見のズレが起こりやすいため、より入念な対策が必要になると思います。

―相続に関連し、タワーマンションを所有している方が特に注意すべきことはありますか?

タワーマンションに限った話ではありませんが、不動産は一部だけを切り売りするということが難しいため揉める原因になりやすいです。
都内湾岸部のタワーマンションは立地がよく、物件の資産価値(時価)が高額なケースも多いです。売らずに自分で住みたい方、賃貸に出して家賃収入を得たい方、売却して現金化したいと考える方など、相続人間で意見が対立する可能性があります。

また、相続対策をおこなう場合には、今後の税制改正や法改正などにも注意し、間違った相続対策にならないよう気を付けていただければと思います。

ー今回、新都市研と共催で相続対策セミナーを実施しましたが、どんな可能性を感じましたか?

タワーマンションの価値向上の為に相続対策セミナーをして欲しいとご相談いただき、趣旨に賛同し実現しました。
相続は誰もが遭遇する問題ではあるものの、日常では口にするのがはばかられる話題でもあります。新都市研究所はタワーマンションへのサービス提供をされておりますので、今回のセミナーを通じて、参加された方が少しでも安心して相続を迎えられるお手伝いができておりましたら幸いです。

また、「このマンションに住んでいれば専門家との繋がりや、情報を得られる」と住民の方に思っていただくことが、満足度につながるのではないでしょうか。
タワーマンションにお住まいの方は資産価値に敏感である傾向が見られますので、資産価値を維持する、向上するお手伝いができるのではないかと考えています。

登壇した金澤さん

インタビュー前後には個別相談を実施

 

ー金澤さんが仕事に喜びを感じることを教えてください。

お客様からご相談を受け、解決策を考えたり、ご提案させていただいたりすることです。
相続のご相談は、特に個別具体性が強く、相談内容は十人十色です。お客様が、「相談して良かった。これで安心しました」と仰っていただけることが仕事の励みになっております。
また、各種専門家の先生とチームを組み、一緒にお仕事をさせていただくことで、私自身の勉強させていただいていることも多く、十人十色のご相談の中で様々な経験をさせていただけることもこの仕事の醍醐味ではないかと思います。

ー今後取り組みたいこと、展望など教えてください。

今回のセミナーは導入編でしたのが、セミナー後に、もっと掘り下げた内容でのセミナーを希望する声もございましたので、内容を変えて実施してみたいです。
また、弊社では相続だけでなく、「お金」に関することは幅広くサポートが可能です。
私自身の話をさせていただきますと、銀行で住宅ローン業務に携わっていた経験もあるため、融資や不動産に関する相談も得意としております。今タワーマンションにお住まいの方は、繰上返済や住み替え、不動産投資にも関心をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、不動産をテーマにしたセミナーや個別相談会が実施できるのではないかと思います。

ー本日はありがとうございました。

金澤嘉宏(かなざわ よしひろ)
Treeties株式会社代表取締役/ファイナンシャルプランナー 相続診断士​
地方銀行​、外資系金融機関、独立系FP事務所や企業系FPの勤務経験​を経て現職

​銀行にて、住宅ローン業務を経験​後、外資系金融機関、独立系FP会社にてファイナ​ンシャルプランナーとしてこれまで2,000世帯以上の​お金の相談を担当。​学生時代、身内の相続が争族になってしまった​経験を活かし、相続が揉める人を1人でも多く減らせるよう、セミナーや個別相談を通してアドバイ​スをおこなう。

 

相続で揉めるのは、財産が多い少ないが問題ではなく「平等に分けることが難しい」という点が印象的でした。本セミナーが「我が家の相続」を考えるきっかけとなると嬉しいです。
新都市生活研究所では、今後もマンション内でさまざまな体験ができるイベントを展開していきます。

主催:管理組合法人勝どきザ・タワー
共催:株式会社新都市生活研究所、Treeties株式会社

文:村上美里

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