オクトーバーフェスタ(パークシティ市川)

イベントレポート

株式会社新都市生活研究所は、2022年10月29日に千葉県市川市の大規模マンション「パークシティ市川」の公開空地にて、徒歩ゼロ分で楽しめるオクトーバーフェスタを開催致しました。このイベントは、三井不動産東大ラボ「経年優化ワーキンググループ」の委託を受けて、パークシティ市川の共用施設活用と住民間コミュニケーションの促進を狙ったイベントです。

産学共創研究機関である三井不動産東大ラボの一つのテーマが「住宅における経年優化」(時間の経過とともに取り巻く環境に馴染み、街の風景の一部となって、年月を経るたびに愛着が深まり、魅力を増していくという考え)。それはいかにして実現できるのか。本イベントはその第一弾となりました。

パークシティ市川外観。市川駅徒歩10分の好立地にありながら、江戸川が隣を流れ、自然に囲まれた落ち着いた雰囲気のマンションです。エントランスを右に進むと、今回イベントを開催したビオトープと観察用のバーゴラが見えてきます

今回オクトーバーフェストを開催したパークシティ市川の公開空地

パークシティ市川のエントランス横には、大きなビオトープがあります。その目の前にあるバーゴラ空間と小窓からはアメンボや鳥など野性動物を観察することができます。
しかし、冬場は生き物の姿は少なく、住民の方に利用される機会も多くはありません。

そこで今回、この空間と自然を活かし、マンション住民の交流の種となるイベント開催を企画しました。

イベント当日のビオトープの様子。照明を飾り、テントを設置しただけで雰囲気のある空間に早変わり

このイベントは、ドイツビールを単に外で飲みましょうというだけでなく、コミュニティ形成が目的です。そこで、参加住民の方にテントで受付をして頂き、部屋番号と名前を書いた名札をお配りしました。
そして、バーゴラの下ではドイツビールの販売とソーセージを提供して、本場ドイツの音楽をかけ、ストリングライトでライトアップ。
共用施設に少し工夫を施すだけで、マンション内でオクトーバーフェスタの雰囲気が完成しました。

ビールを片手に一緒に写真を撮るパークシティ市川の住民の姿も、はじめましてとのこと

同じ屋根の下に暮らす人同士、お酒を片手に語り合う時間

マンション住民同士のコミュニケーションは、地域コミュニティの形成やマンションへの帰属意識、そして防災・災害対策上の理由からとても重要視されます。
しかし、マンション住民同士で飲みに行ったりする機会はそう多くはありません。
イベント当日も
「上の階に住んでいる人の顔なんて分からなかったからとても良いね」
「自分のマンションにこんな人が住んでいたことが知れてとても良かった」
などの声を伺いました。

近所の友人を呼んで参加する方も

夕方から夜にかけて、親子や犬の散歩で訪れた方、ご年配の方まで90名ほどの住民にご参加頂きました。
初めて顔を合わせる住民の方同士の会話も生まれ、パークシティ市川の遊休化した場所を活かしたイベント企画に、多くの住民のニーズが垣間見えるイベントとなりました。

今回15:00~19:00の4時間オクトーバーフェスタを開催していました

日中はまったく人がいなかったバーゴラ下では、多くの住民が集まり、いくつか住民同士のグループができていました。

参加者の声

参加者の方にアンケートを配布し、ご意見を頂きました。

「雰囲気も良くて、とても楽しかったです。野外で犬も一緒に参加できサイコーでした。」(もこ さん40代ご夫婦)
「初めてのイベントだったので、興味深く、是非参加させていただきたいと思っていました。屋外だったので参加しやすく、また開催していただきたいです。」(40代ご夫婦+お子様)
「知らない方ともお話出来て楽しかったです」(60代住民)

弊社に委託いただいた三井不動産東大ラボの皆様、そしてパークシティ市川全体管理組合の皆様、ありがとうございました!

主催:三井不動産東大ラボ
共催:株式会社新都市生活研究所
後援:パークシティ市川全体管理組合

文:暮らしくん

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