株式会社新都市生活研究所は、2022年4月16日に武蔵浦和SKY&GARDENのミーティングルームにて、株式会社Treetiesの協力の下、相続対策セミナーと個別相談会を行いました。
武蔵浦和SKY&GARDENは共用施設が集まる専用棟があり、バラエティに富んだ施設が用意されています。ミーティングルームは2つあり、そのうち大きい方は40名が入れるほどの空間です。まだ相続が自分ごとになっていない私も、末席にて参加させていただいたきました。参加した皆さんから好評だった本セミナーの内容を、今回ちょっとだけお伝えいたします!
講師プロフィール:金澤 嘉宏氏
【経歴】
地方銀行、外資系金融機関勤務を経て、独立系FP・企業系FPとして活躍。Treeties株式会社代表取締役。銀行にて、住宅ローン業務などを経験後、ファイナンシャルプランナーとして、これまで2,000世帯以上のお金の相談を担当。
スムーズな相続に必要な準備とは
講師の金澤さんは、ご自身のご実家が相続をきっかけに、仲の良かった親族同士がいがみあったというつらい経験から、相続にまつわるトラブルを世の中からすこしでも減らしたい、苦労する人をなくしたい、という思いを持ってTreeties株式会社を創業されたとのことでした。
まず最初に強調されていたのは、「順番がとても大事」とのこと。
1:分割
2:納税資金の準備
3:節税
相続の準備は、この順番で行わないと、思わぬトラブルを招いてしまうそうです。
「我が家は大丈夫!子どもたちもみんな仲良し」とおっしゃる方は多いとのことですが…様々なトラブルを見てきた金澤さんからすると、その考えは危険とのこと。
特に日本人に多いパターンは「不動産(自宅)+少ない預金」という状態。子どもの相続人が複数人の場合、そこから容易に相続が「争族」に発展してしまうことが多いとのことでした。
なぜ仲が良かったはずの兄弟でトラブルを招いてしまうのか?
金澤さんは4つのわかりやすい事例を挙げながら、兄弟間で揉めやすい・トラブルになりやすいポイントを教えてくださいました。このトラブルの種を理解して、相続前に事前に解消しておくことが、相続の準備だそうです。
例えば
・遺言が存在しないこと
・相続人の兄弟誰かひとりが献身的な介護をした場合
・親側が極端に偏った遺言を作成してしまった場合
こうしたことが後々の火種となりえます。
無用なトラブルを招かないためにも親兄弟間でしっかりとした事前準備と話し合いをし、それぞれの分野で”相続に強い”専門家(税理士、弁護士など)にアドバイスを求めた方が良いでしょう。
最後に、節税の部分のアドバイスも。節税テクニックとして不動産や保険を使う場合もありますが、あくまでもそれはしっかりとした事前準備の後に行うもの。最初から節税目的で始めてしまうと、むしろトラブルを招いてしまうと強調されていました。
私も事例を聞くとまるで自分の実家も同じだと感じることもあり、帰省した際には今日聞いた話を親に伝えようと心に誓いました。
セミナー終了後は、熱心な質問があり、その後特別に行われた無料個別相談会をすぐ予約される方も。出席された方は大満足とみなさんアンケートに記入されていました。
出席者の声
「話し方も聞きやすくて、わかりやすい内容でした」
「子どもがいない叔母からの相続や節税対策を改めてお聞きしたいと思いました」
ご協力いただいた、武蔵浦和SKYZ&GARDEN 管理組合さま、そしてTreeties代表・金澤さん、ありがとうございました!
主催:武蔵浦和SKYZ&GARDEN 管理組合
共催:新都市生活研究所、Treeties
文:池崎(新都市生活研究所代表)
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